今回はスカートです。素材は品質表示表が見当たらないので正確にはわかりませんがおそ
らくポリエステルではないかと推測します。状態は画像のようにスカート全体にわたって黄ば
んでいます。汗や食べ物が付着したまま収納しそれらの汚れが酸化黄変またカビが派生し
たものと思われます。
通常の手順で除去作業を行いますが染抜きのようなピンポイントでの処理はこのような場合
大変ですので漬け込み漂白で処理で行いました。が、しかしそれでも薄く黄色く残ったので
もうひと手間加えました。
今回はスカートです。素材は品質表示表が見当たらないので正確にはわかりませんがおそ
らくポリエステルではないかと推測します。状態は画像のようにスカート全体にわたって黄ば
んでいます。汗や食べ物が付着したまま収納しそれらの汚れが酸化黄変またカビが派生し
たものと思われます。
通常の手順で除去作業を行いますが染抜きのようなピンポイントでの処理はこのような場合
大変ですので漬け込み漂白で処理で行いました。が、しかしそれでも薄く黄色く残ったので
もうひと手間加えました。
今日は夏至ということで一年で一番日が長い日でしたがそれよりも暑かったぁという1日だっ
たと思えます。
今日の事例は紳士ズボンの内側にガムが付着した事例です。
下の画像の白くなっているのがガムです。
薬品を湿布し溶かすようにガムを除去しました。
私も経験ありますが、ガムの付着はやっちゃった的な不運な感じです。もしそのようになった
場合当店に相談いただければ今回の画像のように除去いたします。
生地へのダメージもありませんでした。
またまたネクタイです。素材はシルク100%です。ビールなのか日本酒なのかお酒の種類は
わかりませんがおおよそ水溶性のシミと思われます。
水溶性の処理できれいにすることができました。
これからの夏の暑い時期にグビグビ飲む機会が増えます。思わずお酒が衣類にかかっても
当店に御相談いただければなんとか処置いたします。
今回のネクタイは紺色でお酒が付着した箇所がわかりやすかったですが、色の薄いネクタイ
及び衣類ですとそのお酒が乾いてしまうと付着しているのがわからなくなってしまいがちで
す。放っておくと必ずと言っていいほどその箇所が酸化黄変してきます。そうなってしまっ
ても当店では処置できますがやはり大切な衣類のシミは早めに処置しておくほうがいいと思
います。
紳士スーツの上着のエリ汚れです。素材はウール100%です。
有名なブランドスーツです。
エリの首に触れる部分が横に茶色くなっています。
それでは作業にかかります。
とりあえず右半分だけ処理しました。左半分との違いがわかると思います。
残りの左半分も同様の処理できれいになりました。染抜き処理だけでは少し黄ばみが残っ
たので(パッと見はほとんどわからない)、染色補正をしておきました。
Yシャツの肩付近にソースが付着したとのことです。拡大してみると、付着したそのままの状態であるのではないかと伺えます。
徹底的に油性処理をしました。かなり色が薄くなり油性分が抜けたのであざやかな薄い黄
色になっています。あとは漂白処理できれいになりました。このようにシミが付着した際はそのままの状態でお持ちになられるのがよいと思います。ご
自身で処理しようとしたり他店に依頼したりしてそのシミが除去できなかった後で当店にお
持ちになられてもすでにシミに対して何らかの薬品処理をしてある場合が多くきれいになっ
ても時間と費用が余計にかかったりすることが多々あります。また生地へのダメージも生じ
ることもあります。
婦人用ブラウスです。昨日は綿(コットン)素材でしたが今日紹介するのはシルク100%
のブラウスです。下の画像の〇印の他に全体にわたって黒いものが点々と付着していまし
た。
肩付近です。はじめは墨汁がはねたのか?とも思いましたがシミ全体の付着具合からカビ
ではないかと考えました。袖口付近です。
こちらのシルクのブラウスはお客様からかなり時間をいただいて処理しました。このようなデ
リケート衣料の染抜き処理は合間仕事ではできません。クリーニング店の繁忙期と重なった
こともありながらもじっくり取り組まなければ処置できず、結局一週間程かかってしまいまし
た。
肩付近です。
袖口付近です。
全体にきれいになりました。後はしわをきれいに伸ばして完成です。せめてアイロンがけして
から撮影すれば良かったか(汗)・・・
本日の染抜き事例のご紹介は以上です。
さてさて今日はこれからおめでたい宴席に出席です。ただ今より支度を始めます。バシバシ
撮影してきます!
久しぶりの更新です。
ここしばらく忙しく動いており中々こちらの更新もままなりませんでした。
「最近ブログ更新してないねえ」等等のお言葉をいただきこちらを結構見ていてくださる方が
いることを教えられたここ数日でした。みなさんありがとうございます!
どうにか忙しさも峠を越えたのでこれからはこちらをバンバン更新し、情報発信していきま
す。
さて、今回は婦人用のブラウスです。素材は綿100%。
お客様によると自宅でハイターで漬け込み洗いをしたとのこと。
ハイターって某メーカーの商品名ですがハイターとワイドハイターという2種類ありませんでし
たっけ(今はわかりませんが・・・)?両方とも漂白剤ですが、ハイターは塩素系漂白、ワイド
ハイターは酸素系漂白でまったく違います。難しいことは長々と書きませんが、ハイターの使
用法を間違えると、衣類の色の変色や脱色がよくあります。また落ちたであろうシミが落ち
なくなったりすることもあります。
画像のシミの状態ではおそらく何らかの油性分が残っているのかな、と思い作業にはいりま
した。拡大してみます。
洗浄前に汚れの種類に合わせた薬品を塗って洗うときれいになりました。おそらく食べ物の油性分であると思います。
今回はドライクリーニングのみでシミを除去できました。
ハイターではこのような油性分を除去することは難しいと思います。
シミが付着した際は、できるだけ早くそのまま当店にお持ちしていただくことが衣類をきれい
にするのには一番よろしいかと思います。
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