2011年4月アーカイブ

紳士綿ズボンに血液が付着した事例です。ズボンの色がベージュでこの手の素材、色の商品を染抜きすると、染抜きした部分が白っぽくなるので作業は慎重に行います。tinob1.jpgお客様から何のシミが付着したのか申告がなく、私の経験上古い血液のしみだろうと推測して作業にかかりました。tinob2.jpgtinob3.jpg薬品による反応を確かめながら処理を進めていくと、やはり古い血液のシミであると思われました。専用ガンの圧による白化もなくきれいに除去できました。tinoa.jpg

ネクタイの染抜き事例は何度か紹介させていただきましたが、今回はネクタイ全体が黄ばん

だり黒ずんでしまった事例です。かなりの使用感があり、おそらく最後に着用してからクリー

ニングせずに保管していたのではないかと推察します。しかしながらお客様のこのネクタイに

対する愛着を感じ「なんとかきれいに!」と気合が入ります。nkkbb1.jpg素材はシルク60%、麻20%、綿20%です。nkkbb2.jpg

 

ネクタイ1本とはいえこれだけ全体に黄ばみがあると処理に時間がかかります。お客様には

仕上がりまでに数日時間をいただきました。nkkba1.jpgnkkba2.jpg黄ばみとくすみを取り除き、水色のラインがきれいに見えるようになりました。今回は少々力作でした。

 

 

以前にもYシャツのエリ汚れの除去事例は紹介したとは思いますが。やはり依頼が多いです。毎日着用するものですから、やっぱり汚れは気になりますし、きれいなYシャツを着て仕事にのぞみたいものですよね。yb1.jpg拡大してみます。yb2.jpg

 

 

今回はわかりやすく左半分だけ処理してみました。違いが明らかだと思います。ym.jpg同様に残りの半分も処理しました。ya1.jpgya2.jpgYシャツのクリーニングがきれいになるかどうか、これがお客様にとって良いクリーニング店かどうかの一つの目安になるかと思います。今回はわかりやすくするのに染抜き処理で紹介しましたが、当店では通常のクリーニングでもエリや袖の汚れは今回紹介した事例と同様レベルにきれいにクリーニングしております。

まだ当店を御利用でない方は是非一度当店のクリーニングをお試し下さい。

Yシャツに赤い色が付着し除去した事例です。このようになる原因はご自宅で洗濯した際に洗濯機の中に赤い色の衣類を一緒に入れて洗濯したからだと思われます。赤や青といった色は非常に色落ちしやすいです。Gパンと一緒に洗濯した白いTシャツが青っぽくなったという事例も多くあります。irob1.jpg拡大してみるとYシャツのいたるところに赤い色が移っています。典型的な色移りの事例です。irob2.jpg

 

 

このような色移りの除去において当店では聞きなれない薬品等は用いず、一般消費者の方々のとっても身近なものを用いて除去しますので今後こちらの商品を着用する際にも安心してお召しになることができるかと思います。iroa2.jpgご家庭で洗濯中に色移りするだけでなく色んなパターンで色移りすることがあるかと思います。もしそうなったらまずはそのままの状態でお持ち下さい。

 

 

 

長期に保管していたジャンパーが黄色く変色した事例です。素材はレーヨン100%。冬に着るジャンパーというよりは春先に着るのが良さそうな薄手のジャンパーです。yakeb1.jpg全体が黄ばんでいますが、やはり保存中一番空気に触れる袖の上部分が最も黄色くなっています。yakeb2.jpg

 

レーヨン素材なので水系を使用すると硬くなって縮むのではないだろうか、という不安を抱えながら全体を漬け込み漂白しました。yakea1.jpgyakea2.jpg処理前に抱えていた不安も全く関係なく色濃く黄ばんだ箇所も含め、漬け込み漂白により元の白い色に戻りました。

以前衣類に付着したシミが酸化して黄色くなった事例のようです。食べ物や醤油やソース、スープなどをこぼした時、オシボリなどで拭きとっても成分は完全に取りきれずその成分が時間とともに酸化してこのように発色や変色する事例は非常に多くあります。こちらの商品、素材はアクリル100%です。acntb1.jpg拡大し明るさを調整してみるとよくわかります。袖口だけではなく商品全体が黄色く酸化しています。acntb2.jpg

 

 

まず油性分を除去し、こちらの商品の場合全体を漂白したほうがよさそうなのでつけこみ漂白をしました。acnta1.jpgつけこみ漂白をするとシミの取り残しもなく全体がきれいになりました。acnta2.jpg4月15日まで靴・ブーツ・鞄の丸洗いクリーニング半額セール開催中!!

 

 

女性が使用するショールに醤油のシミが付着した事例です。素材はカシミヤ55%、シルク45%です。生地も薄く少々難易度が上がります。気をつけねばならないのは染抜き機のガンの圧力で生地の目よれを起こさせないことと、色を落としてしまうことでしょうか。色は薄い紫です。syob1.jpgシミが付着した部分を拡大してみます。実際はシミがもっとくっきりしていました。shob2.jpg

 

色落ちをしないよう最大限注意をしましたが、少し処理をした部分の色が薄くなったような感じがあったので染色補正を施しておきました。shoa1.jpg普通にパッと見てもそこにシミがあったとはわかりません。shoa2.jpg

以前は小生、ウール、シルク、カシミヤ等々の動物性繊維の染抜きを苦手としておりましたが、昨年じっくり勉強し苦手意識を克服しました。お客様には安心して御利用していただければと思います。

 

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おそらくだいぶ時間が経過した食べ物のシミと伺います。食事中、食べ物やソースが付着しタオルなどで拭きとって一見その時はシミが見えなくなっても残った成分が時間とともに酸化し発色や変色したもののと思えます。素材は品質表示がないため不明ですが、おそらくポリエステルと麻が混じったものと推測します。skb1.jpg拡大して腰回り付近です。あちこち点々とシミが付着しています。skb2.jpgこちらは裾部分です。skb3.jpg

 

広範囲にわたってシミがありますので、油性処理をした後全体を漬け込み漂白します。skb4.jpgその結果がこちらです。ska1.jpg腰回りもska2.jpg裾部分もska3.jpgとてもきれいになっています。

 

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婦人ジャケットに付着した食べ物のシミの除去です。何の食べ物かは不明です。素材は麻と綿の混紡です。食べ物のシミであるのは確実と思われますが何が付着したかわからないので基本的な流れで染抜きをしていきます。brb1.jpg画像では白いジャケットに見えますが実際は薄いベージュ色です。

brb2.jpg

 

このような素材や色では染抜きによる色落ちを気をつけなければなりません。染抜きをした部分が白っぽくなってしまわないように慎重に作業します。bra1.jpgbra2.jpg

これからの季節に重宝しそうなこちらの商品、これで安心して着用できると思います。

 

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またまたネクタイです。素材はシルク100%。ブランドは「バーバリー」ですが昨日紹介したコートの事例のお客様とは関係がありません。矢印部分が赤紫っぽいシミが付着しています。おそらく果物の汁かワインではないかと予測して処理をしてみます。rnekb1.jpg拡大してみます。rnekb2.jpg普段紹介している処理方法で除去することができました。rneka1.jpgrneka2.jpg

高級ブランド「バーバリー」のコートのえり汚れの除去です。素材は綿100% 。burbe1.jpgエリ部分を拡大してみます。肌に触れる部分が黒く汚れているのがおわかりいただけますでしょうか?burbe2.jpg

 

きっちり染抜きのセオリー通りに処理するときれいになりました。buraf1.jpgどんな高級ブランドでも基本は変わらないと思います。気をつけなければならないところはありますが。まずは当店にお持ちいただくか、お問い合わせ下さい。

 

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ウール100%のセーターに付着した食べ物のシミです。イタリー製生地使用ということで染色の弱さによる色落ちに注意しないといけません。シミの種類はおそらく醤油かソースではないかと思います。sbb.jpg処理前の画像の丸印の部分が一番汚れが目立ってますがそのまわりにも薄く黄色いシミが残っていました。sb.jpg目で確認できるしみはきっちり除去できました。

 

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