女性が使用するショールに醤油のシミが付着した事例です。素材はカシミヤ55%、シルク45%です。生地も薄く少々難易度が上がります。気をつけねばならないのは染抜き機のガンの圧力で生地の目よれを起こさせないことと、色を落としてしまうことでしょうか。色は薄い紫です。シミが付着した部分を拡大してみます。実際はシミがもっとくっきりしていました。
色落ちをしないよう最大限注意をしましたが、少し処理をした部分の色が薄くなったような感じがあったので染色補正を施しておきました。普通にパッと見てもそこにシミがあったとはわかりません。
以前は小生、ウール、シルク、カシミヤ等々の動物性繊維の染抜きを苦手としておりましたが、昨年じっくり勉強し苦手意識を克服しました。お客様には安心して御利用していただければと思います。
コメントする