2013年2月アーカイブ

婦人ニットの袖についた血液のシミです。

今回は初めて使う血液用しみ抜き処理剤を使ってみました。

以前から業界向けに発売されていましたが今回縁あって使うことになりました。

画像には出していませんが中々強力なようで評判もいいようです。blt.jpg


シミの状態ですがかなりべっとりと付着して黒ずんでいます。

まずは薬品の使用マニュアルにあるように使ってみました。

一発で除去できました♪なかなかやりますな。

古い血液のシミ、お困りならご相談ください。




昨日のバーバリーのコートの続きです。袖になにやら黒いシミがありました。

正直なところ何のシミかわかりませんでした。

それでも一応の見当をつけて作業にかかりました。bbs2.jpg


無事に除去いたしましたがいったい何のシミだったのだろうか・・・。

樹脂系のものだとは思うんですが。たまにこういったこともあるんです。

シミ抜きの基本にしたがって処理していけば問題ありません。

お気に入りの衣類でお困りのことがあればご相談ください。



イギリスの高級紳士服ブランドのバーバリー(BURBERRY)のコートです。

バーバリーと言えばコートが代名詞となっているくらいですよね。

今回はそのバーバリーのコートのエリ汚れです。rbr1.jpg


着用とともにエリが汚れてくるのは何を着ていても同じですね。

肌に触れる部分が黒くなっています。

rbr3.jpg
たとえ高額なバーバリーのコートでも、生地とシミの状態をしっかり見極め、正確な薬品の知識をもって慎重な処理にのぞめばなんら恐れることはありません。

シミや汚れでお困りの衣類があればお気軽にご相談ください。




スラックスに白カビが発生した例です。

カビの菌は常に空気中に浮遊していていつ発生してもおかしくありません。

ウールやシルク、カシミヤといった湿度に弱い繊維に特に見られます。kbz2.jpg


白カビは通常の洗浄できれいになっているように見えますが、実はカビの胞子がまだ残っています。

最終的にはしっかり殺菌までしてからの仕上がりです。

しかし湿度の高い北陸地方では保管状態によってまた新たなカビが発生してくることが多いです。

通気性の良い所に保管し、クローゼットには詰め込みすぎないほうがいいですね。



ウール100%のニットセーターの袖口に黄色いシミがついています。

このセーター生地がキラキラしています。

ラメ糸が織り込まれています。rm2.jpg


シミの処理自体はさほど難しいものではないのですがこのラメ糸に要注意なのです。

うっかり薬品をつけるとラメ糸の表面がはがれてはがれてしまうんですね。

念のため目立たない箇所で薬品テストを行って安全を確認してからシミ抜き処理にはいります。

実はこのような先染めのラメ糸は問題は起こらないであろうと自信はあったんですけどね。

きれいになりました。


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